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研究案内 睡眠研究

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 小児期における睡眠障害は、成人の睡眠障害の様に昼間に眠くなるだけでなく、成長や発達に大きな影響を与えることが知られています。心身のリフレッシュメント、記憶の固定、免疫の強化等、睡眠の重要性は今さら言うまでもありませんが、特に子どもは大人に比べて長時間の深い眠りが必要であることがわかっています。睡眠時間が短い子どもでは学業成績が悪いというアメリカ合衆国の高校生のデータがありますし、また、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の子どもでは発達遅滞や学業不振、注意力低下、衝動性、攻撃性等の認知・行動面での合併症が多いとされています。このような行動面での異常が発達障害児の臨床症状に似ているということは、多くの研究者の注目を集めております。睡眠不足が長期間続いた場合、または睡眠障害が適切に診断・診療されなかった場合、子どもの神経に永続的な変化がおこる可能性もあります。私たちのグループは《小児睡眠外来》を開設して、専門的な診断・治療を行っています。また、睡眠障害を持つ広汎性発達障害児は決してまれではありませんが、その病因や病態はよくわかっていません。私たちは、発達障害児に何故、睡眠障害が多いのか、どのように対処してあげるのが発達の面から適切なのかということを研究していきたいと考えています。


小児睡眠質問票の開発

 子どもの睡眠の問題を簡便にスクリーニングできる質問票を開発しています。現在就学前版、小学生版を開発し、標準化しました。さらに中学生版を現在標準化しております。


睡眠時無呼吸症候群の評価に関する研究


過眠症に関する研究


小児の睡眠構築と認知機能の発達のデータバンク化


睡眠と発達

 睡眠関連疾患の治療前後での、日中の情緒・行動等がどう変化するのか、体動解析による睡眠評価法の開発、小児の閉塞性睡眠時無呼吸症候群と骨計測による顎形態との関連など、様々な研究を行っております。


パッチ式脳波センサの開発

 冷却シートを額に貼るような感覚で装着できるパッチ式脳波センサを開発。リアルタイムに脳状態を可視化し、手軽に睡眠中の脳波を計測する事に成功しました。これまでの睡眠脳波計は専門技師による有線電極の装着が必要なため、家庭で装着するのは困難で、さらに電線があるため寝返りなどの行動が制限されました。今後、睡眠の質と生活習慣病との関係性を明らかにし、手軽な脳波計測による新たな価値創造を期待できます。