2019-03-07
浜松医科大学子どものこころの発達研究センターの青柳早苗研究員と土屋賢治特任教授らの研究グループは,1258名の新生児と1138名のその母親が参加する「浜松母と子の出生コホート」を通じて,母親の「産後うつ」が乳幼児の話しことばの発達をおよそ3年間にわたって遅延させる可能性があることを明らかにしました。「早期発症群」の産後うつは,子どもの話しことばの3歳すぎまでの発達にはほとんど影響を及ぼさなかった一方,「後期発症群」の産後うつは明らかに話しことばの発達を遅らせる効果がみられました。このことは,産後うつのスクリーニングの時期を3か月まで伸ばすべきであることを示唆しています。成果は,英国・米国の科学雑誌「PeerJ」に公表されました。
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